自然史番組ディレクターの山本伊智郎様から、
名作番組再放送のお知らせをいただきました。
山本伊智郎様は、
あの大ヒット作『爆走するジェンツーペンギン』を手がけられた
ベテランの自然史番組ディレクターです。
山本様から頂戴した「番組ご案内メール」の一部を以下にご紹介致します。
「不思議な狩りをするアルゼンチンのシャチの物語です。
NHK BSプレミアム
ワイルドライフ 選『海のハンター シャチ 波打ち際の襲撃 南米パタゴニア』
2023年9月25日(月) 19時30分〜21時〔再放送:10月2日(月) 8時~9時30分〕
https://www.nhk.jp/p/wildlife/ts/XQ57MQ59KW/episode/te/LP263Q1KN6/
13年前の作品ですが、
この度、定時枠で「選」として、
再び放送されることになりました。」
撮影地は、南米アルゼンチンのバルデス半島。
マゼランペンギンの巨大な繁殖地=プンタ・トンボは、
この半島近くにあります。
シャチの獲物はオタリア。
ペンギンたちの天敵です。
あの「爆走するジェンツーペンギン」を捕食していたのもオタリアです。
この番組は、南米の海で生きる動物たちの関係を
ダイナミックに描いた名作だと評価されています。
さらに貴重なのは、
今、この番組に登場する動物たちが
多くの困難に直面しているという現実があること。
南米の西岸に位置するエクアドル~ペルー~チリ、
東岸に位置するアルゼンチン~ウルグアイ~ブラジルでは、
鳥インフルエンザの感染と発症・死亡事例が、今、急増しています。
多くのペンギンやオタリアの死体が海岸に打ち上げられているのです。
「鳥インフルエンザ以前の映像記録」として、
この作品は、貴重な科学的意味を持っていると考えております。
皆様、どうか「再放送枠」でもご覧下さいませ。