まず、この章のタイトル=「 Social Environment 」とは、「ペンギン飼育における社会生態学的配慮」という意味です。野生個体群と飼育下個体群とでは、同じ種であってもその生態には、様々な違いが見られます。また、人間の目から見てどんなに「野生の生息地に似た環境」で飼育されていたとしても、ペンギンたちから見れば...
ペンギン飼育マニュアル研究
ペンギン飼育マニュアル研究の記事一覧
生きもの、特に動物の輸送は、おおげさに言えば「人類史的課題」です。日本人にはあまり馴染みがない生活ですが、動物とともに移動しながら巨大な帝国や文明圏を築き上げた人々もいます。「遊牧」、「移牧」、「牛追い」は言うまでもなく、家畜や野生動物をいかに効率よく運ぶ、あるいは移動させるか?…というテーマは、1つの文化を形成し、多...
今回のメインテーマは「飼育環境デザイン」です。原題は「 Habitat Design and Containment 」ですから「飼育場のデザインとその容量(広さ)」ということになります。ペンギンは海鳥ですから、飼育施設は、基本的に陸上部分(日本では一般的に丘場=オカバと呼んでいます)とプールで構成されます。かつて、日...
ペンギンの体温は37.8~38.9℃である。赤道から極地にまで生息しているが、比較的水温が低い海で見られる。AZAによる気温、水温、湿度、照明、水質、空気、音と騒音に関する注意事項...
私たち人間は、なぜペンギンを飼育するのだろうか?生きものを飼育する場合、誰もが自問自答すべきだ。飼育の目的はなにか?しっかり説明できないのならば、自分以外の生命を軽々しく扱うべきではない。野生動物であるペンギンは、ほとんどの現代人にとって、もはや「食料」でもなければ「原料」でもない。緊急事態以外、この海鳥やそのヒナや卵...
「ペンギン飼育マニュアル研究」の初回は「アメリカ動物園・水族館協会(略称:AZA)」が編集し、ネット上で公開されている『 PENGUIN CARE MANUAL(2018年) 』です。このマニュアルは、数年(原則5年)ごとに更新され、常に最新の情報・技術・状況を的確かつ迅速に反映できるようになっています。これを、ペンギ...
聞かせて!ペンギン先パイ
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学長の紹介
上田一生
◆1954年、東京都出身、國學院大学文学部史学科卒業
◆公益財団法人東京動物園協会
総務部 教育普及センター
教育企画係
◆ペンギン会議研究員(ペンギン会議創設メンバー)、高校時代より40年間以上ペンギンの調査・研究・保全活動を続ける。
◆公益財団法人東京動物園協会
総務部 教育普及センター
教育企画係
◆ペンギン会議研究員(ペンギン会議創設メンバー)、高校時代より40年間以上ペンギンの調査・研究・保全活動を続ける。
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