「皇帝ペンギン ただいま」の公開ナレーション収録が東京都内のスタジオで行われ、日本語版ナレーションを担当した草刈正雄さんが出席。 囲み取材で草刈さんは「読んでいて嗚咽が止まらなかった。何度もストップしてしまいました」と収録時を回想。本作の感想について尋ねられると「本当に感動的な画に仕上がっていますし、親子のドラマになっています。人間もペンギンも親子愛という点では一緒ですね」としみじみ語った。
日本映画として初の南極ロケを行った深作欣二監督作「復活の日」の主演を務めた草刈さん。当時のことを聞かれると「もう40年前。当時はなかなか一般の人が行けるところではなかったですから、いまだに印象深いですね」と振り返り、「第一印象は『暖かい』。昼間はTシャツでもいられるくらいだったんですが、風が吹くと気温がぐっと落ちて寒暖差がすごいんです」と述懐した。しかし、もう1度行きたいかという質問には「もういいです」とはっきり答え、「行くまでが大変なんですよ。荒れた海を船で進んで行かなくてはならないので、揺れがひどくて。吐いちゃうからベッドから立ち上がれませんでした(笑)」と当時の苦労を語ってくれました。
『皇帝ペンギン ただいま』
©BONNE PIOCHE CINEMA-PAPRIKA FILMS-2016-Photo:©Daisy Gilardini
8月25日(土)より
YEBISU GARDEN CINEMA、新宿シネマカリテ他、全国順次ロードショー!
配給:ハピネット