おそらく6月21日(月)が第一報だったと思いますが、BBCやCNNのネットニュースにて、概略以下のようなコガタペンギンに関する情報(英語版)が流れました。 オーストラリアのタスマニア州マリア島に放されたタスマニアデビルによって多数のコガタペンギンが死亡した 6月25日(金)には、その日本語版がネットニュースとして流れた...
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テレビ番組制作スタッフから問い合わせ 先日、「ペンギン大学」事務局に、あるテレビ番組制作スタッフから問い合わせがありました。「番組の中で、アデリーペンギンは最も攻撃的なペンギンだと言いたいがどうだろうか?」という趣旨でした。アデリーペンギンの生態について「科学的エビデンス」を求めてこられたわけです。 回答は「No(アデ...
以前お知らせ申し上げました通り、2020年度の第29回 ペンギン会議全国大会 in オンラインは、2021年3月14日(日)13時~16時30分、完全オンラインにて実施致します。「ペンギン会議名簿登録会員」の皆様には、間もなく詳細を記したお知らせを郵送申し上げます。 基調講演は、国立極地研究所の渡辺佑基先生に、南極...
皆様、新しい年=2021年をどのようにお迎えでしょうか?昨年来の厳しい状況の中で、自然や生きものへの思い、生命への思いが、いっそう深まっているのではないでしょうか? さて、ペンギン会議事務局では、いろいろ話し合い考えて参りましたが、今年度の全国大会を、「完全オンライン」で開催することに致しました。 開催日は、2021年...
コロナ下の様々な重苦しさが続く毎日ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?2020年12月以降、2021年1月~3月にかけて、「よみうりカルチャー」様からのご依頼により、ペンギンに関する特別講演会と定期講座とを開講することになりました。 まず、特別講演会ですが、2020年12月26日(土)午後、大手町の会場にて行います。...
マゼランペンギンの研究者である明治大学の山本誉士博士から、11月30日(月)にリモートで開催される「ワークショップ」についてのご案内をいただきました。今年は、大半の講演会やシンポジウムがリアルからリモートへと様変わりし、各種学会もリモートへとシフトしています。ポストCOVID-19のことを考えると、この機会にリモートの...
2020年11月初め、AFPが報じた巨大氷山「A68a」に関する情報の概要は、すでにお知らせした通りです。その後の続報を見ましても、どうやら「A68a」は、サウスジョージア島に向かって大きな弧を描きながら、漂流を続けているようです。 今回は、そもそもなぜ巨大氷山の漂流がそれほどの話題になるのか?仮に「A68a」が漂着し...
【司会】 佐々木仁(ペンギン大学) 【ゲスト】 佐々木さま(筑紫女学園大学) 岡元さま(新竹市立動物園/IUCN(国際自然保護連合)カワウソ専門家グループ/日本アジアカワウソ保全協会) 先山さま(サンシャイン水族館) 丸野さま(桂浜水族館) 中村さま(アクアマリンふくしま) 千原さま(旭酒造株式会社) 【特別ゲスト...
【司会】 上田一生 (公益財団法人東京動物園協会) 【ゲスト】 芦刈さま(サンシャイン水族館) 井上さま(しものせき水族館海響館) 佐々木さま(埼玉こども動物園) 堀田さま(須磨海浜水族館) 笹森研究員(元極地研・南極越冬隊) 鈴木研究員(教員) 鈴木研究員(農家) 冨田研究員(映画監督) ペンギン大学では『世界ペ...
BAYFMの自然環境番組「Love Our Bay」に上田学長が出演します。 共著『ペンギンの生物学』からペンギンの生態について、 また『ペンギン大学』の活動について、インタビューに答えています。 ペンギンに興味を持ったきっかけやペンギンの魅力など、南極で出会った皇帝ペ ンギンの生態の紹介とともにお届けします。 「Lo...
特派員レポート
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特派員レポートフジロックフェスティバル NGOヴィレッジ 出展を終えて。国内最大級の野外音楽フェスティバル『フジロックフェスティバル』。 今年は7月28日から30日の3日間開催されました。 この音楽フェスにはさまざまなブースが...2023.08.04
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特派員レポート7/23(日) 博物ふぇすてぃばる!出展無事終えました総勢400人以上の作家が大集結した 博物ふぇすてぃばる! 様々なジャンルのプロフェッショナルが集まる中 7月23日にペンギン大学も、 1日のみですが出展...2023.07.24
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特派員レポートマゼフェス出店無事終えました!2022年6月25日、26日に新潟県上越市で開催された 『第5回マゼランペンギンクラフトフェスタ (通称:マゼフェス)』。 雨予報だったのがウソのように晴れた2...2022.07.05
ペンギン飼育マニュアル研究
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AZA飼育マニュアル研究AZA飼育マニュアル【4. 社会性 Social Environment】まず、この章のタイトル=「 Social Environment 」とは、「ペンギン飼育における社会生態学的配慮」という意味です。野生個体群と飼育下個体群とでは、同じ種であってもその生態には、様々な違いが見られます。また、人間の目から見てどんなに「野生の生息地に似た環境」で飼育されていたとしても、ペンギンたちから見れば、全て「人工的な環境」ですし、ペンギン同士の関係も「自然に成立したもの」ではありません。 この章では、そのような前提で飼育下個体群の「群」や「ペンギン同士の関係」について考えてみた...2020.05.16
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AZA飼育マニュアル研究AZA飼育マニュアル【3. 輸送 Transport】生きもの、特に動物の輸送は、おおげさに言えば「人類史的課題」です。日本人にはあまり馴染みがない生活ですが、動物とともに移動しながら巨大な帝国や文明圏を築き上げた人々もいます。「遊牧」、「移牧」、「牛追い」は言うまでもなく、家畜や野生動物をいかに効率よく運ぶ、あるいは移動させるか?…というテーマは、1つの文化を形成し、多くの国々や民族の盛衰に関わってきたのです。 モンゴル帝国の発展は、大量のウマとヒツジ(場合にによってはラクダも含む)をどのように維持・飼養・利用しつつ、巨大なユーラシア大陸を支配し...2020.02.05
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AZA飼育マニュアル研究AZA飼育マニュアル【2. 飼育環境デザイン Habitat Design and Containment】今回のメインテーマは「飼育環境デザイン」です。原題は「 Habitat Design and Containment 」ですから「飼育場のデザインとその容量(広さ)」ということになります。ペンギンは海鳥ですから、飼育施設は、基本的に陸上部分(日本では一般的に丘場=オカバと呼んでいます)とプールで構成されます。かつて、日本だけでなく海外の動物園や水族館では、陸上部は立派に造ってもプールはほんの付け足し程度、ということがよくありました。今回は、内外のペンギン飼育施設の歴史的変遷を詳しくご紹介する余裕...2018.08.04
ペンギン研究紹介(海外編)
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ペンギン研究紹介(海外編)第11回国際ペンギン会議(IPC XI)報告【その5】第11回国際ペンギン会議(IPC XI)報告【その5】 IPC XI で発表されたり情報交換されたりした様々な話題につきまして、 ご紹介を続けます。 【3】ビデオロガーを用いた研究がどんどん進化しています 元々、IPC は、 1988年の第1回会議(ニュージーランド・オタゴ大学)以降、 バイオロギングを用いたペンギンの生態研究に注目し、 国際的な共同研究の可能性を追求したり、 この研究技法に関する情報交換を活発化したりしてきました。 2003年に、 日本で第1回国際バイオロギングシンポ...2023.10.04
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ペンギン研究紹介(海外編)第11回国際ペンギン会議(IPC XI)報告 【その4】第11回国際ペンギン会議(IPC XI)報告 【その4】 さて、いよいよ今回のIPC XI で発表されたり意見・情報交換された ペンギンに関する様々な話題について、 いくつか具体的にご紹介していきましょう。 【1】「ペンギン22種」説を巡るやりとり 9月4日(月)、開会直後の基調講演で、 ゲノム研究の専門家、チリのジュリアナ・ヴィアーナ博士がまとめた 最近の遺伝学的ペンギン研究の動向に関する話題は、 多くのペンギン研究者の注目を集めました。 特に、ヒガシイワトビペンギンを ミナミイワトビ...2023.09.26
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ペンギン研究紹介(海外編)ペンギンは冷たい海がお好き?オーストラリアには、フェアリーペンギンが生息しています。現存するペンギンでは最小で、身長が40cm、体重が1kg程度しかありません。フェアリーペンギンが繁殖地として利用している、モンタギュー島という島があります。...2018.05.28
2020年4月25日世界ペンギンの日「ペンギンフォーラム」
【司会】
上田一生
(公益財団法人東京動物園協会)
【ゲスト】
芦刈さま(サンシャイン水族館)
井上さま(しものせき水族館海響館)
佐々木さま(埼玉こども動物園)
堀田さま(須磨海浜水族館)
笹森研究員(元極地研・南極越冬隊)
鈴木研究員(教員)
鈴木研究員(農家)
冨田研究員(映画監督)
上田一生
(公益財団法人東京動物園協会)
【ゲスト】
芦刈さま(サンシャイン水族館)
井上さま(しものせき水族館海響館)
佐々木さま(埼玉こども動物園)
堀田さま(須磨海浜水族館)
笹森研究員(元極地研・南極越冬隊)
鈴木研究員(教員)
鈴木研究員(農家)
冨田研究員(映画監督)
ペンギン大学では『世界ペンギンの日』に、動物園・水族館でペンギンの飼育・展示に従事される方々と、ペンギンについて語り合うフォーラムを開催しました。。動物園・水族館が自粛休業している今だからこそのフォーラムです。
当日は上記ゲストの方々をZoomで繋ぎ、それをYouTubeLiveで配信させていただきました。コメントやTwitterなどからリアルタイムに質問もいただき、その場で答えてもらったりと相互のやり取りもできたのではないかと思っております。500名以上の方々に視聴いただきました。ありがとうございました。
お知らせ
学長の紹介
上田一生
◆1954年、東京都出身、國學院大学文学部史学科卒業
◆公益財団法人東京動物園協会
総務部 教育普及センター
教育企画係
◆ペンギン会議研究員(ペンギン会議創設メンバー)、高校時代より40年間以上ペンギンの調査・研究・保全活動を続ける。
◆公益財団法人東京動物園協会
総務部 教育普及センター
教育企画係
◆ペンギン会議研究員(ペンギン会議創設メンバー)、高校時代より40年間以上ペンギンの調査・研究・保全活動を続ける。
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